敏子先生の遺志を受け継いで・・・

カテゴリー：あづまニュース　更新日時　2011/04/09

みなさんお元気ですか？
足寄は春らしく暖かい日々が続いております。
事務の青山です。

本日は皆様に報告があります。 先日、3月15日に急逝された当院理事　我妻敏子薬局長の葬儀に際しまして、皆様より賜った 御香典と池田裕次理事長、池田千鶴院長そして我妻真澄さんの気持ちを加えた計一千万円を　池田千鶴院長より東日本大震災の義援金として町を通じて日本赤十 字に寄付させていただきました。

敏子先生は町赤十字奉仕団副委員長や町婦人ボランティアクラブの会長を務め、奉仕活動に長年携わってこられました。

女学校時代を福島県内で過ごされたこともあり、今回の大震災のときには「何かしてあげたいわ」とおっしゃっていました。

池田裕次理事長　池田千鶴院長も、敏子先生の遺志をくみ、「奉仕活動に携わってきた母の生き方に加え、御香典を出していただいた患者様の思いもあり、この使い方が一番と考えた」ということです。

私事なのですが、病院の外線電話をとると「は～い　敏子さんです。」「あなたはいつもいい声をしているわね。」などいつも明るくおっしゃっていただいておりました。
気を張りながら仕事をしているときの敏子先生の声は「ひとときのオアシス」でした。

あの声がもう聞けないと思うと、とてもさみしい思いがあります。

当院が足寄町に開院して以来約80年、我妻病院をずっと見守ってこられた敏子先生。
いつも、患者様のことを考え、行動していた敏子先生。

早すぎます・・・。
もっともっと教えてもらいたいことがありましたのに・・・。

でも、これからも私たち、そして足寄の町民のみなさまを見守ってくださいね。