人と人とは会います。毎日、毎日たくさんの人と。それを出会いと呼ぶのか、単なる接触と考えるのかで、人生の輝きは変わるような気がしています。 私は医師として、毎日、患者さんと会っています。スタッ…
「にぽぽ」という地域医療の担い手を育成する後期研修プログラムを提供しているNPOがあります。 「地域医療の崩壊」などといわれていますが、昔から地域に医者が潤沢にいたことはありません。その理由…
2008年が明けた。「去年今年 貫く棒の ごときもの」という有名な句があるが、最近思うことは大切なこととは「貫く棒のごときもの」であるということ。 医療を取り巻く状況は年々悪化していく。後期…
11月11日は我妻病院が新築移転して5周年の記念日です。そして、それはまた、初代院長我妻茂治が当時無医村になろうとしていた足寄町で医院を開院してから75年目でもありました。 祖父である初代院長…
足寄町は温泉に恵まれた土地です。町内に泉質の異なる三つの温泉があり、周りの町も含めると、我妻病院を起点に半径60キロ内で八カ所の温泉に行くことが出来ます。 というわけで、休みの日には日帰り温…
唐突に、往診物語の2です。では1はというと9月28日に書きました。書き終わって、これは連載にしようと思ったので、今回が堂々の(?)第2回目です。 さて、秋晴れというには夏の気配の残る火曜日、…
昨夜、仕事が終わっての5時から、「身体拘束廃止推進委員会」主催の勉強会が行われました。 身体拘束とは・・・・私の定義は「本人の意志に背いて、本人がしたいことを出来ないようにすること」 …
十勝は暑い日々が続いています。でも、夏晴れの日の往診は私の楽しみです。往診は毎週、火曜日と水曜日に私と院長とで分担して行っています。 香川県と同じ面積の足寄町は、経済効率を考えると在宅医療…
とある会社の採用面接のテーマは「貴方の人生にタイトルを付けるとすれば?」だというTVの情報を得て、スタッフとの飲み会で聞いてみました。 PTのSさん「探求かなあ」 確かに彼の患者さんや…
大学で学ぶ医学生に現場の実際を教えたらという、札医は三内高橋教授、北大医学部は医療システム学の前沢教授のご配慮で11月と1月に講義をしてきました。 私が教えるというか、伝えることができるの…