自分も老境に足を入れ始めてわかることがある。 「年をとるということは失うことの連続なのだ」ということではないかと。 記憶力や適応力は低下し、新しいことに踏み出す元気が出ない。そうも言って…
前回のブログではシンポジウムの前段のことを書きました。今回は後段の部分について。在宅医療では外来や入院での医療と違って、他施設多職種のチームケアになります。もっといえば、外来での医者と患者の一対…
日本心身医学会のシンポジウム 「在宅医療と心身医学」で発表してきました。1番目に話すということで、地域包括ケアシステムと在宅医療について概説し、その後多職種協働における医者が他職種に対してどう関…
医療法人社団三意会我妻病院が介護療養型老人保健施設あづまの里とホームケアクリニックあづまに衣替えをして、5年が過ぎました。地域で必要とされる医療機関でありたい、必要とされることをきちんと提供して…
これからの時代、人はどんどん高齢化し、その一方で子どもたちは都会に出て行き、老いた父母が子どもと老後を過ごすことはきっと減るのだろうなと思う。 今、年間約130万人の人がこの日本で亡くな…
北海道地域医療研究会のブログで地域医療は砂金採りのようなものだと書いた。日々の仕事は冷たい水に入って砂を掬うようなものだけれども、そこにキラリ と喜びの砂金が光るのだ、と。そして、その喜びの一つ…
多老、多病、多死の時代が来るという。団塊の世代が高齢化し、少子化により人口が減っていく中で、足寄という地域は日本の未来の姿を映し出している。 地域の方々が地域で豊かに生き、暮らしを育み、そし…
昨日は我妻病院の七夕会でした。 近年は毎年、保育所の子どもたちが来てくれて、歌をうたい、踊りを踊ってくれます。 ライオン組48名ということで、AKB48の踊りもありました。 はたして…
めったにないことだが、病床が満床で他の病院に患者さんを頼むことがあった。 Aさんは転んで、腰が痛くて動けないとのこと。 「少し待ってくれたら、ベッド空くんだけど・・・・」 「痛くて痛くて…
あっという間に1月が過ぎてしまいました。日々の仕事は忙しく、時間だけが慌ただしく流れていきます。 辛かったり、悔しかったりしたことはなるべく忘れて、嬉しかったこと励まされたことだけを憶えてい…