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本当の勲章

カテゴリー:地域で医療する楽しさ 更新日時 2009/04/18

池田理事長が全国医療功労賞を受賞して、一月が過ぎた。
この間、スタッフや地域の方々からさまざまにお祝いをいただいた。
「先生も、こんなに偉くなっちゃって・・・・」と訪問診察に行っているおばあさんの言葉と涙。
 先生の載った新聞を貼って、毎日手を合わせているというおばあさん。
 75周年の記念誌を家宝と言ってくれたおばさん。
そして・・・・
 スタッフからは、さだまさしの「風に立つライオン」にかけた素晴らしい献辞と共に池田の22年間分のアルバムとスライド
 

 純銀のメダルも嬉しかったし、皇居で天皇皇后にお目にかかれたのも嬉しかったけれども、それよりも、なによりも、嬉しかったのは、池田の受賞を自分のことのように喜んでくれた患者さんや地域の方々と共に受賞を喜べたこと。
 そして、自分のことのように誇りに感じてくれたスタッフ、彼らと共にこの地で二十二年間、共に困難に立ち向かい、喜びを共にして来られたことこそが真の勲章だと感じている。
 医療は一人ではできない。思いを同じくするスタッフがいて、その思いを受けとめてくれる地域や患者さんたちがいて、本当に「良い医療」が実現できるのだ。
 池田のDNAを受け継いだ、地域医療の魂を受け継いだ若いスタッフの成長。若いスタッフと育ててくれている、戦友とも言うべき古くからのスタッフの存在。彼らと共に池田を支えてきた22年間は私の闘いの22年間であり、成長の物語の22年間でもある。
 しみじみとうれしい。
 
 何よりも嬉しかった、スタッフからの献辞をそのままここに載せて、私の四月のブログを閉じたい。来月からは心機一転、新しい話題でブログを書き続けようと思っているけれども、今は、まだこの喜びの余韻に浸っていたいので・・・・・

献辞
『22年を振り返ると 本当にたくさんのことがありました。
  
  楽しかったこと うれしかったこと
  悲しかったこと くやしかったこと

 時には 心折れそうになりながら それでも 続けてきた22年間

 そんな 当たり前のようで、並大抵ではないことを 続けてきた22年間

 医療功労賞は そんな22年間へのご褒美なのかもしれません

  この足寄には 大空にそびえ立つキリマンジャロも 
  ビクトリア湖の朝焼けも 100万羽のフラミンゴも
  そよぐ風に立つライオンも  いません。

 でも 先生のことを信頼して 生まれ育った この足寄で 生きている人がいます。
 先生のことを心から尊敬し 支えていこうと決めた スタッフがいます。

 微かでも 見えなくても そこには 命の火が 確かに 揺れています。

  田舎のじーさん 田舎のばーさん 田舎のスタッフ そして田舎のお医者さん。
  何もない町かもしれないけれども、大切なものは 全部そろっています

 先生が22年前から 蒔き始めた 「地域医療の種」は
             大きく育って 立派な花を咲かせています。

 これからも、 これからも、 ずっと、 ずっと。。。。

 医療功労賞 受賞 心からおめでとうございます。

                   我妻病院 スタッフ一同より
                      2009.04.01』 

全国医療功労賞受賞! 山崎章郎先生の講演

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