カテゴリー:blogのこと 更新日時 2007/09/06
9月1日 MD(マイルド デプレッション)研究会に参加してきました。「年代別のうつ」というパネルディスカッションの高齢者という年代の担当でお話しもさせていただきました。
お話しする機会にといろいろと調べてみて、20年の地域での診療での経験と世界レベルでのEBMがどの程度一致しあるいはずれているのか、今回改めて振り帰りをする機会になりました。
結果。意外なほど、ずれていないのですね。
プ ライマリケアを受診する高齢者の3人に一人はうつ病性障害を持っていて、未治療あるいは不十分な治療しか受けていないとと言われています。 私達の病院で も、GDSという高齢者うつ病スケールで調べてみたら、高齢者の慢性疾患で受診されている患者の3人に一人がうつ病域にいて、実はこちらで認識していない 人も含まれていて、調べてみて良かったなと思いました。
高齢者に多い病気だと認識する。うつ病性障害に配慮した質問をする。日頃からきちんとしたコミュニケーションをとっておく。これらが大切だと思います。高齢者が元気がないのは年のせいと私達が先にあきらめてはいけないのだとあらためて思いました。